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ソーラーパネル用の結束バンドは高い耐久性を持つ

結束バンドは、電気の配線工事を行う時にもっぱら使用される製品で、ケーブルを束ねたり固定したりして位置ずれを起こすのを防ぐのが主な用途です。

屋内・屋外を問わず、電気設備のあるところならどこでも使われます。時には、非常に過酷な環境の下で使われることもあります。太陽光発電装置などは、その代表的な例であると言えます。再生可能エネルギーに対する関心の高まりから、太陽光発電設備の設置台数は年々増加する傾向にあります。中にはメガソーラーといって、何百枚ものソーラーパネルが並んだ巨大な設備もあります。このような施設にも当然ながら配線ケーブルが必要ですが、太陽光線の照射量が多ければ多いほど発電効率が上がるため、施設の設置場所は自ずと直射日光を浴びやすい場所が選ばれます。

その結果、その設備に使われる製品は非常に強い紫外線と高い温度に耐えられるよう設計されなければならず、個々の製品も高い耐久性が求められます。結束バンドについても、事情は同じです。太陽光発電設備においてソーラーパネルを接続する際に使われる結束バンドは、耐候性ナイロン12と呼ばれる素材で作られたものが選ばれます。この素材は、一般的な結束バンドに使われているナイロン66と呼ばれる素材の製品寿命が1~2年であるのに対し、実に30年近い寿命を有します。強い日差しにも耐えられるうえ、塩害にも強い成分が混入されているため、沿岸部での使用にも耐えられます。

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