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メガソーラー発電設備の結束バンドについて

環境省と経済産業省が先導して、温室効果ガス抑制や地球温暖化防止のために再生可能エネルギーの利用促進に関する施策が行われています。

広大な敷地に多くのパネルを設置しているメガソーラーから、一般家庭の屋根の出力10キロワット未満の一般用まで、数多くの発電設備が国内にあります。メガソーラーであっても一般用であっても、パネルやパワーコンディショナーやそれらをつなぐケーブルなど構成されていることに変わりはありません。パネルだけでなくパワーコンディショナーやケーブル類はほとんどの事例で露出で設置されているため、紫外線や風雨に常時さらされています。

中にはケーブルの布設方法として電線管に入線されているケースもありますが、どちらの場合であってもそれらの設置は結束バンドが用いられています。結束バンドも機器と同様に屋外で紫外線や風雨にさらされていますので、耐久性が求められます。結束バンドには屋内仕様と屋外仕様があるので、屋外で用いる場合は耐久性のある屋外仕様の結束バンドを用いなければなりません。バンドの劣化によって、ケーブルや電線管の固定ができなくなり接続箇所が離線すると、安定した発電ができなくなるだけでなく、地絡や短絡などを引き起こしてしまいます。

メガソーラーでは電力会社の配電線網と高圧にて連係しているため、短絡などが起こると周辺地域全体の停電となる波及事故を起こしかねません。突然の停電発生によって周辺の工場や店舗で営業ができなくなってしまうと、損害賠償請求される恐れがあります。メガソーラーでは定期的な点検と報告が義務付けられていますので、点検の際にはケーブルや機器のチェックだけでなく、結束バンドなどの劣化の有無や固定の状況も確認するべきです。こうした細かいところまで定期的に点検することで、安定した発電と設備運用と売電が継続できます。

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